2025年法改正、宿泊施設オーナーが今すぐ確認すべき3つのポイント

法改正

チェックイン対応をしながら、電話が鳴る。外国人ゲストへの説明に手間取っている間に、次のお客様が到着する——そんな日常を送りながら、「法改正の対応」まで考える余裕はなかなかありません。

ただ、2025年前後に宿泊業を直撃する制度変更が3つ重なっています。「知らなかった」では済まないものも含まれているため、この記事で一度まとめて確認しておいてください。

① 「うちの建物、大丈夫かな」と思ったことはありますか——建築基準法の改正

旅館

2025年から、ホテル・旅館・民泊などを対象とした防火設備・避難経路・耐震性能に関する基準が見直されました。これまで小規模施設には適用が緩やかだった要件が、より広い範囲に及ぶようになっています。

「古い建物だけど、今まで何も言われなかったから大丈夫だろう」——そう思っているオーナーさんほど、一度確認しておく必要があります。

📌 築年数が古い建物をそのまま使っている

昭和・平成初期に建てられた施設は、現行の防火・避難基準を満たしていない可能性があります。「今まで問題なかった」は、現行基準に適合しているとは別の話です。

📌 戸建てや集合住宅を民泊・ゲストハウスに転用している

「もともと住んでいた家を民泊にした」「空き物件を買ってリノベした」——こうしたケースでは、用途変更に伴う建築確認や設備改修が必要になる場合があります。

📌 定期報告を出しているかどうか、正直よくわからない

特定の用途・規模の宿泊施設には、建物の安全性に関する定期調査・報告の義務があります。「出していたかどうか記憶があいまい」という方は、自治体か建築士に確認を。

  • まず取り組むこと:
    「うちは当てはまる?」を建築士に聞くだけでOKです。対応が必要かどうかを確認するだけでも、十分な一歩になります。

② 「うちの地域はまだ先の話」本当にそうでしょうか——宿泊税

HOTEL

東京・大阪・京都ではすでに宿泊税が導入されています。「うちは地方だから関係ない」と思っているオーナーさんも多いですが、2026年中に全国124自治体での導入が見込まれており、今は対象外の地域も数年後には対象になる可能性があります。

宿泊施設の役割は「お客様から税を預かり、自治体に納める」こと。チェックイン時の徴収から月次の申告・納付まで、現場に新たな実務が加わります。いざ導入されてから慌てないよう、今のうちに仕組みを理解しておくことが重要です。

宿泊税の実務の詳細と、MujInnを使った自動化の方法については、専門記事で詳しく解説しています。

  • 沖縄の宿泊施設の方へ:
    沖縄県は2026年後半に宿泊税を導入予定。現在、システム対応にかかる費用を手厚く支援する補助金制度が動き始めています。詳しくは後半でご紹介します。

③ 「外国人のお客様、なんとか対応してるけど…」——本人確認の義務

外国人のお客様への接客

インバウンド需要の回復とともに、外国人ゲストが増えている施設は多いはずです。ただ、対応できているかどうかは別の話。旅館業法では、外国人宿泊者の国籍・旅券番号の確認・記録が義務付けられています。

「一応やってはいるけど、正直追いついていない」「紙に書いてもらってるけど、後から確認できる状態かどうか…」——そんな状況のまま運営を続けている施設は少なくありません。

よくある現場の状況

  • フロントスタッフがパスポートを目視確認し、手書きまたはコピーで記録している
  • 繁忙期は確認作業が後回しになり、気づいたら記録が漏れていた
  • 紙やバラバラのファイルで管理していて、後から探しても見つからない
  • 外国語でのやり取りが発生し、特定のスタッフに負担が集中している

「今まで何も言われなかったから」は、義務を果たしていることにはなりません。

システムを入れると、どう変わるか

  • ゲスト自身がセルフチェックイン端末でパスポートをスキャン・登録
  • データはPMSに自動保存され、いつでも検索・確認できる状態に
  • 多言語対応の画面案内で、スタッフが介在しなくても手続きが完結
  • 宿泊台帳への自動記録で、法令に準拠した管理体制を無理なく維持

義務を果たしながら、スタッフの手間も減らせる——この両立が、導入の大きなメリットです。

「でも、今の運営で手一杯で…」というオーナーさんへ

MujInn

法改正への対応が必要なのはわかっていても、日々の運営で精一杯なのが現実です。スタッフを増やす余裕もなく、新しい業務を追加するのは難しい——そんな状況のオーナーさんに知ってほしいのが、システムで一気にまとめて対応できるという選択肢です。

MujInnのPMSとセルフチェックインを組み合わせることで、これまで手作業でやってきた業務が自動化されます。

現状 MujInnを入れると
宿泊税が始まったら、誰が計算・徴収するか決まっていない 自動計算・自動徴収・申告データ出力まで完結
外国人ゲストのパスポート確認、なんとなく手作業でやっている 端末スキャン→PMSへ自動保存・いつでも検索可能
宿泊台帳、紙かExcelで管理していて後から確認が大変 電子台帳として自動記録・長期保存
外国語の対応、英語が話せるスタッフがいる日だけ何とかなっている 多言語対応端末がゲストを自動案内
夜遅い到着や早朝のチェックアウト、毎回誰かが対応しなければならない セルフチェックインで時間帯を問わず無人対応

導入事例① 沖縄・やんばる「やんばるTGコテージ」

自然に囲まれた1棟貸しコテージ。ゲストの到着時間がバラバラで、スタッフ常駐での対応が難しい環境でした。

やんばるTGコテージ

MujInn導入後の変化

セルフチェックイン端末とRemoteLockを連携させ、どの時間帯に到着してもスタッフ不在で完結できる体制を構築。SMS案内の自動送信でゲストの迷いも解消。外国人ゲストのパスポート確認も端末上で自動対応しています。

導入事例② 沖縄・コンドミニアム「&Monde.Okinawa Arena Condominium」

沖縄アリーナ近くの全9室のコンドミニアム型ホテル。イベント・フライト到着でチェックイン時間が分散しやすく、スタッフ対応に限界がありました。

&Monde.Okinawa Arena Condominium

MujInn導入後の変化

多言語対応端末・コンビニ決済・ビデオチャットを組み合わせ、スタッフ不在でも安心できる非対面チェックインを実現。宿泊税導入に向けた売上管理・集計体制も同時に整えています。

システム導入のコストは、補助金で抑えられます

電卓で計算

「導入したいけど費用が心配」という方に知っておいてほしいのが、MujInnの導入に活用できる公的補助金の存在です。

  • IT導入補助金:中小企業・小規模事業者のITツール導入を国が支援する制度。MujInnは対象ツールとして採択されています
  • 小規模事業者持続化補助金:小規模施設の業務効率化投資に幅広く活用できる制度
  • 沖縄県・宿泊税対応補助金:宿泊税導入にあわせて新設された、沖縄県独自の支援制度。申請受付がすでに始まっています
宿泊税対応システム - MujInn

どの制度が自施設に適用できるかは、施設の規模・所在地・導入内容によって異なります。MujInnでは補助金活用のご相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

  • ⚠ 補助金には申請期限があります。
    「あとで調べよう」と思っているうちに受付終了になるケースも。まず確認だけでも早めに動くことをおすすめします。

「何から手をつければいいかわからない」で大丈夫です

電話サポート

法改正の話をすると、「うちは小さい施設だから…」「そんな余裕ない」と感じるオーナーさんも多いです。ただ、MujInnに問い合わせてくるオーナーさんの多くも、最初は「何をどうすればいいかわからない」という状態からのスタートです。

「自分の施設はいつ対象になる?」「今のシステムのまま対応できる?」「補助金は使える?」——こうした入口の疑問から、一緒に整理するところからお手伝いできます。

まとめ——制度が変わるタイミングを、運営改善の入口に

建築基準法の見直し、宿泊税の全国拡大、外国人本人確認の義務——3つの変化に共通しているのは、「これまでなんとなく対応してきた業務が、制度として明文化・厳格化されてきた」という流れです。

見方を変えれば、これは運営体制を整えるタイミングでもあります。法令に対応しながら、スタッフの負担を減らし、より安定した運営につなげることができます。

MujInnは「まずは話だけ聞いてみたい」という段階から相談を受け付けています。施設の規模や業態を問わず、状況に合わせたご提案をしますので、お気軽にご連絡ください。

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